The Life Records Of Zeronicle

一度きりの人生の記録

【読書】「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」のお気に入りの話を紹介

朝、とっさに書いた記事が、あまりにも内容が無いよう…なので、ちょっと紹介もかねて。
基本的にコメディ要素も強い漫画なのですが、この話は強烈に印象に残ったお話なので、それも併せて書いておきたいと思います。

zeronicle.com

「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」 の紹介

主人公は働き盛りのエアコンの営業マン。毎日を楽しくもなく、かといって悲しくもなく過ごしていたのだが、ひょんなことから裁判所の傍聴の魅力に取りつかれる。…といった話です。どうやらこの漫画はエッセイが元になっているらしく、その著者が実際に傍聴席の虜になってしまったらしい。漫画ではその裁判での人間ドラマを描いている。
その中でも、朝の電車内で不覚にも涙してしまった話の内容をざっくりと紹介したい。

純恋歌の概要

被告人は59歳の男性。罪状は自殺幇助。その相手は自身の妻。2人はもともとお店のボーイとホステスだった。男性はろくに学校も出ておらず、漢字も書けない。そんな彼にたいして、妻となる女性は漢字をはじめ、色々なことを教えていく。そんな二人に愛が芽生えて結婚に至った。
しかし、彼らの間に子どもは生まれなかった。妻は男に詫びるが、男は優しく「お前がいればそれでいい」と声をかけた。代わりに二人はバラを育てる。そのバラをみる近所の子供たち。子宝に恵まれなかった女性は、そんなバラを自らの手で除去する。それを詫びる妻。許す夫。「バラには色や本数ごとに様々な花言葉がある。このバラの花言葉は"感謝"。俺はお前に感謝しているんだ。だから二人でこのバラを育てたい。」泣きながらうなずく妻。
そんなとき、妻は男に言う「この家にはお金が無い。だから死にます。」妻は夫の知らないところで借金をしていた。そして男は言う。「わかった。死のう。」
妻がいない世の中を生きても仕方がない。そういう考えを持った男だった。先に首を吊ったのは男。そのあとに妻。しかし、男は死ねなかった。ロープが外れてしまったようだ。気が付くとそこにはすでに死んでいる妻の姿が。男は土砂降りの雨の中、近くの警察に行き自首をした。
裁判では検察から色々と攻められるも、毅然とした態度で答えていく男性。弁護人からの質問にも淡々と答える。

主人公は思う。「これだけ奥さんを愛している男性だ。刑務所から出た時、はたして彼に生きる意志はあるのだろうか」

裁判長も同じような考えをもっていたようで、そのことを男に聞く。

すると男はこういった。

「妻の墓を守る仕事ができたので。私が死んだら妻の墓を守る人間がいなくなってしまう。だから私は生きます。」

出所後、犬を連れてお墓を掃除する男の姿があった。犬の名前は「育(いく)」。その字は初めて妻から教えてもらった感じである。

26話~31話に掲載。

うまく伝わったかわかりませんが…

とにかく泣けました。興味があれば、この話だけでも読んで損は無いと思います。無料期間は7/19だけ!急げッッ!

↓ランキングに参加しています。よろしければクリックをお願いします。↓

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへにほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 戦うサラリーマンへ