少し過激なタイトルをつけてみた。私の地元は田舎で、のんびりできる、個人的には好きな街だ。畑や田んぼが多く、のどかな風景が広がっている。しかしながら、人口は減少しており、小中学校の数も合併などで減ってしまった。
そしてあるとき、ふと思った。
「確かに地元はのどかではあるけれど、子どもが遊べる場所が少ないような…。」
「昔はこうだった」などとはあまり言いたくないけれど、私が子供の時は親が公園に連れて行ってくれた。もともと人口は多くなかったが、それでも何家族かはいるような公園だった。調べてみると、今もその公園はあるけれど、遊具などはぼろぼろに朽ち果てており、とても使えるような状態ではないそうだ。口コミを見ていると「管理人はいないのか」「木でつくられた遊具が腐っている」といったコメントも見受けられた。
これでは子どもたちは満足に遊べないだろう。「もうここには来ない」となるのも当然である。そこで思ったのです。「もしかして人が居つかずに、減少している原因はこういうところにあるのではないか」と。
日本の地方のいたるところでは過疎化が深刻な悩みとなっている。「田舎にはないが、都会に行けば欲しいものが見つかる。」それも真実だと思うけれど、子どもたちが安心してのびのび遊べる場所がない、子育てできる環境ではない、というのも一因だと思う。であるならば、子どもがのびのび遊べる環境、子育てする環境を作るべきだ。
「金網にボールがぶつかる音がうるさい。ボール遊びを禁止にする」というようなニュースをたまに見かける。こういうニュースを見るたびに残念に思う。自分が子供の時は好きなように遊んでいたくせに、老人になったとたん被害者ぶってクレームときたもんだ。そしてそれを聞き入れてしまう自治体もどうかしているんじゃないかと個人的には思ってしまう。
犯罪を犯す年齢の低年齢化は、子どもたちが遊ぶ場所が少なくなっていて、ストレスの解消もできずに不満が募り、それが爆発した結果起きている…と私は思ってる。公共の場所で駆け回って持て余している体力を使い果たして泥のように眠る。それで子どもはいい。何なら大人もそうしたほうがいいと思っているくらいだ。そして、公共の場所で遊ぶことで「順番待ち」などの社会のルールを学ぶ。幼稚園や学校など狭い視点ではなく、学校以外の知らない子たちとのコミュニケーションをとることも大事ではないだろうか。今は"危ないものは避ける"という風潮が広がっていて、社会のルールを学ぶ機会が損失されていることを残念に思う。
どうか子どもたちが全力で遊べる場所が増えること、古い設備を修繕するなどの努力を各自治体がしてくれますように。
遊びを通して学校では学べない社会のルールを子どもたちが覚えられるような仕組みができますように。
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