ブラックペアン1988の下巻もいよいよ終盤に!
電車の中で、思い出したかのようにカバンに入っていた「ブラックペアン1988(下) 著:海藤尊」を取り出し、最寄り駅につくまでの間読んでいました。最後に読んだ時から時間が結構経ってしまったので、話の内容を思い出すのに時間がかかりました。
渡海征司郎は自分の父と佐伯教授との因縁を世良に話します。そして舞台は食道がん患者の手術へ。高階講師が食道がんの救世主になると謳っている「スナイプAZ1988」。高階講師が「これがあれば、誰でも手術ができる」と言ったことから、佐伯教授が「それを証明してみろ。」といった展開になっています。
佐伯教授は手術の術者に入局5年目の関川を指名。高階は手術するメンバーに自分を入れるように言いますが、佐伯教授は「誰でもできるんだろ?」と高階をメンバーに入れることを拒否。
そして手術当日に関川がミスをしてしまいます。高階が手術室に行こうとしますが、佐伯教授がそれを拒否。そこに世良がやってきます。世良は「高階先生が行けば患者の命が助かる。」「患者を死なせたくない」と高階講師の心を動かします。その際、灰皿をテーブルごと蹴り上げています。すごい胆力ですね。教授が目の前にいるのに…。
高階の力もあり、患者は救われました。関川がミスしたこと器機出しの子の責任だと強く当たっていましたが、これは良くないですね。高階講師も関川の一番の失敗はそれだと指摘していました。
佐伯教授は高階講師を試していたかのような発言をしています。うーん。曲者ですね。佐伯教授はもっと自由でいたい。自分より力のないものの下につくのは嫌だという理由で、病院長になるための選挙に立候補します。そしてそのブレインに高階講師を指名します。
政治も病院も、票を撮るための工作というのは必要なんですね。派閥や組織。色々なしがらみがあるからか、仕方ないのかもしれませんが。
そして物語は最終章へ。
ここまで佐伯教授の「ブラックペアン」については特に語られていません。最後の最後で何か大きな役目・キーとなる出来事があるのでしょうか?
渡海の父と佐伯教順の因縁の話の時に、患者の中にペアンを入れたまま閉腹したという話がありましたが、これとつながる何かが…?
泣いても笑ってもあと数十ページで「ブラックペアン1988」の物語は終わります。どのような終わりになるのか楽しみであると同時に、もう終わってしまうのか…という寂しさもありますね。
ドラマで「世良雅志」を演じたのは誰?
物語当初。
世良のことは「物怖じしないお坊ちゃん」というイメージで見ていましたが、指導医である高階講師に檄を飛ばしたりするなど熱い一面を持っていることをしって、だいぶ印象が変わりました。
「そんな世良雅志をドラマで演じたのは誰なのだろう?」と気になったので調べてみたら、演じたのは竹内涼真でした。
うん、悪くない。「龍が如く beyound the game」のあれはアレだったけど*1、原作とのイメージはそれほどかけ離れていない気がします。
奥様から勧められた「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」を見て、鈴木亮平のかっこよさに魅了されたこともあって、「世良役は鈴木亮平もよかったんじゃないかなぁ」などと思っていました。
完全に余談ですが、年末年始にやっていた映画公開記念のドラマ再放送を見て、妻は号泣。そのせいで結膜炎になったと言っていました。
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