The Life Records Of Zeronicle

生きた記録をここに残す。とかっこよくいっていますが、ただの日記です。

【ショート怪談】砂場

公園の砂場。ユウキとケンタは、行方不明のマナちゃんの話で盛り上がっていた。「きっと悪い人に…」「山で迷ったのかも」。夕暮れのチャイムが鳴り、遊んでいた子らも帰り始める。二人も帰ろうと立ち上がった時、砂山の中に半分埋もれた赤いリボンが目に入った。マナちゃんのだ。ケンタが「これ…」とそれを摘まみ上げる。すると、リボンの結び目の隙間から、小さな白い指が、ちょこんと顔を出した。

ここまで読んでくださりありがとうございました!では!

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