今週のお題「部活」
何の部活に入ろうか?悩んだ末に選んだ部活はソフトテニス部
「どの部活に入るか」は、中学生にとって最初の大きな選択かもしれません。
小学校時代、泥だらけになるまでボールを追いかけていた私。当然、中学でもサッカーを続けたかったのですが、進学した中学にはサッカー部はないので、そのほかの部活を選択する必要がありました。
「何の部活に入ろうか?」
当時の私は、足が遅いのがコンプレックスだったので、少しでも速くなれるかもしれないと「陸上部」が頭をよぎりました。しかし、結局その選択はしませんでした。なぜその陸上部を選択肢から外したのかは覚えていないのですが、おそらく、「全く新しいことをやってみたい」という好奇心や、仲の良い友人が他の部活を選択するという話を聞いたのが決定打になったのだと思います。
悩みに悩んで私が入部したのは、「ソフトテニス部」になりました。 入部初日の自己紹介。知っている小学校の先輩がいて少しホッとしたものの、ずらりと並んだ3年生は、当時の私にとっては声や体つきがまるで別次元で、「大人だ…」と圧倒されたのを覚えています。
ボール拾いは命がけ!下積みの1年生
部員は全体で20人ほど。理不尽に怒鳴るような怖い先輩はいませんでした。先輩たちはコートでボールを使った練習。ストロークやサーブ、ボレーの練習が主な内容でした。 1年生の練習は走り込みがほとんど。あとはボール拾いやコートの掃除、ネットを緩める/張る、先輩のラケットを片付けるというのが1年生の役目でした。
特に憂鬱だったのが、先輩たちが練習するコートでのボール拾い。中でもネットにかかったボールの回収が嫌でした。先輩たちの強烈なストロークが、いつ自分に当たるか分からない。「わざとじゃない」と分かっていても、ボールが直撃する可能性は十分にあります。意を決してコート内のボールを素早く回収する、地味で少しだけスリリングな毎日でした。
後輩が入部。雑用からの解放
そんな日々に転機が訪れたのは、3年生が卒業し、新入生が入部してきた2年の春のことです。 自分たちがコートの主役となり、ボールを打つ練習に集中できるようになりました。それだけではなく、コートの準備やラケットの片付けといった雑用から解放された時の、あの喜び! 「これで練習に打ち込める!」という高揚感と、「もうあの仕事はやらなくていいんだ…」という安堵感。今思えば「小者感満載」ですが、当時は素直に嬉しかったです。
軟式ボール特有の、性質を利用したカットサーブや、ドライブ回転をかけたストローク。ラケットのどこに当てれば、どんなボールが飛んでいくのか。仲間と試行錯誤しながら、少しずつコツを掴んでいく過程は、ボール拾いの日々とは比べ物にならないほど楽しかったです。欲を言うなら、もっとソフトテニスの戦術について考えれば、もっと楽しく部活に打ち込めたろうに…。後悔先に立たずですね。
気まぐれな先生と、忘れられない一日
私たちの顧問の先生は、とても変わった人でした。変人といってもいいでしょう。その先生は金網から飛び出した葉っぱをちぎって口の中に入れたり、乾燥している地面に水撒いて田んぼ状態にしてしまったりと、ごくまれに奇行に走ることがありました。
そんなある日、先生の突然の思いつきで、部内のペア対抗戦が開催されることになりました。突如の提案に戸惑う部員たち。そのとき先生の周りには「そんなこといわれても」といった空気が流れていました。
そしてその大会では、なぜか…。本当になぜか、私たちのペアがあれよあれよと勝ち進み、なんと優勝してしまいました。今になって思えば、それほどモチベーションが高くなかったんだと思います。だけど勝ちは勝ち。素直にうれしかったです。この瞬間は私の中学時代のハイライトの一部です。公式な大会とかではないので、景品とかがなかったのが残念です。
そのほかには先生の命令を受けて、部活をサボった部員の家に呼びに行かされたりもしました。今考えればおかしな話ですが、そんな出来事のひとつひとつが、変な思い出として残っているのもまた事実です。
まとめ
部活ではこのようなことがいろいろありました。当時は当時の私なりに一生懸命で大変な思いもしました。しかしながら、こうして思い出を振り返ってみると、続けてよかった、楽しかったと思える出来事でもあります。
この思い出は私にとって、まぎれもなく大切な青春の1ページなのです。
ここまで読んでくださりありがとうございました!では!
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