さて、今回も実際に合った出来事をストーリー仕立てにしました。
どうぞご覧くださいませ。
安眠をかけた静かなる攻防戦
オレンジ色の常夜灯が寝室をほんのり照らし、エアコンの除湿運転の音と扇風機が回っている音が部屋を支配する。そんな静寂ともいえる時間が流れている。その部屋の中では家族全員が寝息を立てていた。
そんなときだった。
ドスッ。
私の膀胱付近に衝撃が走った。スー坊の足が振り下ろされたのだ。その一撃で私は夢の世界から現実へと引き戻された。
「またお前か」
心の中でそう呟く。長男であるキー坊もなかなかの寝相だが、私に蹴りを入れたことは一度もない。なぜこのスー坊だけがこんなにも寝相が悪いのだろう?しかし、それは考えても無駄なこと。本人にわからないのに、私にわかるはずもない。余談だが一番寝相がいいのは三男であるカー坊だ。
閑話休題。
私は膀胱に振り下ろされた足を手に取り、そっとどかすことにした。そして再び眠りにつこうとした時だった。
ドスッ。
今度はその足は私の右足のスネに当たる部分に振り下ろされた。ジーンとする痛みが走った。このままだとまた蹴られるかもしれない。スー坊の足をそっとどかした後、私はスー坊の足が届かないところに移動することにした。その甲斐あってか、私が目を覚ますまでスー坊の足が私に振り下ろされることはなかった。
私は平穏な睡眠時間を手に入れることができたのだ。
ここまで読んでくださりありがとうございました!では!
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