教場シリーズ初の長編小説「風間教場」。過去の作品からの登場人物が出てきて、とても楽しく読むことができました。
四方田校長から久光校長に変わり、この久光校長が風間に「退校者ゼロ」を命じるところから始まるこの小説。一癖も二癖もある生徒を相手にどのように対応するのか…というのがこの小説の見どころです。そして風間と久光の関係性も面白かったです。久光に対してあまり印象を持っていない風間。私は教場シリーズのなかで初めて風間に人間らしさを感じ取りました笑
教場0・刑事指導官風間公親に出てきた平優羽子が助教として登場。久光校長から「助教を育てるのも教官の仕事だ」という言葉通り、風間が時折課題を出して考えさせるところが見受けられました。
衝撃的な最後
物語が進むにつれ、私は風間が「風間らしくないな」と感じる場面が増えてきていました。そしてその理由は終盤に明かされるのです。そしてそれは私にとって衝撃的なものでした。 その理由はここでは話しません。でも、時系列的にはおそらくこの小説が最後なのだろうなと感じています。
そして、この物語は平が教官、風間が助教として授業をしているところで終わります。
残っている教場
教場0はブランクがあって全部読むまで無駄に時間を使ってしまいましたが、風間教場はサクサク読み進めることができました。
出版されている教場シリーズの状況は以下の通りです。
- 教場 【既読】
- 教場2 【既読】
- 教場0 刑事指導官・風間公親 【既読】
- 風間教場 【既読】
- 教場X 刑事指導官・風間公親 【未読】
- 新・教場 【未読】
- 新・教場2 【未読】*1
この勢いで、教場X、新・教場を読破したいと思っています！
教場シリーズを時系列に並べると？
出版されている教場シリーズを時系列を並べると、以下のようになるそうです。一部はWikipediaで調べました。
- 教場0 刑事指導官・風間公親
- 教場X 刑事指導官・風間公親
- 新・教場
- 新・教場2
- 教場
- 教場2
- 風間教場
この小説の間には数年のブランクがあったりするので、これから教場シリーズが発売されるとしたらその間の出来事を書くか、あるいは主人公が風間から平あたりに変わったりすることもあり得るのかなと勝手に妄想しています。
ここまで読んでくださりありがとうございました！では！
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