
教場Xを読み終えました!
「風間教場」を読み終え、「教場X 刑事指導官・風間公親」を読み進めていましたが、こちらも先日読み終えることができました。秋の読書タイム様々です!
「教場0」の終盤で、右目を失った風間公親。「教場X」では、その風間公親が刑事指導官から警察学校の教官になるまでを描いています。
教場Xは短編形式。今回もいろいろな動機を持った殺人犯が出てきます。今作もちょっと犯人に同情してしまうなという話がぽつぽつありました。
だからといって殺人していいというわけではないですがね。
収録されている話
教場Xに収録されている話と、感想を一言、二言で書いていきたいと思います。
- 硝薬の裁き
- 犯人逮捕のきっかけが、とある人物の症状であるとは何とも皮肉だった。
- 妄信の果て
- 自業自得。いろいろな物事を鵜吞みにするのは危険。
- 橋上の残影
- 犯人に同情。犯人を突き止めるための刑事の行動がすごい。
- 孤独の胎衣
- 被害者がくず男。殺されてもやむを得ない。犯人に同情。
- 闇中の白霧
- 被害者、加害者どっちもどっち。ただ、被害者が加害者にやった行動っていうのが本当に怖い。
- 仏罰の報い
- 被害者がくず男。罪を犯した加害者が、自分にも罰を与えるというのが印象的だった。だからといって殺人は肯定できないが。
今回、くず男が多いです。やはり作者としても「くず男」が殺しやすいということでしょうか(?)
そして、終盤。風間が教官になる理由が明かされました。この時点で風間の右目を奪った犯人は逮捕されていませんでしたが、どうやら執念深く風間を監視していたことが示唆されていました。
時系列的に未来である「教場」以降、その容疑者の名前が出てきていないことから、「教場X」~「教場」の間に逮捕されるんだろうと推測しています。
その逮捕シーンは、「新・教場」「新・教場2」あたりで描かれているのでしょうか?今、「新・教場」を読み進めている最中なので、そのあたりも含め楽しみにしています。
ここまで読んでくださりありがとうございました!では!
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