2月最終日。春が少しずつ近づいている。そんな感じがする一日だった。朝起きて目を覚ますと時計は9時を回っていた。俺にしては少し遅い起床時間だった。外を見ると晴れており、風も穏やかだった。花粉が飛んでいるか少し不安だったけれど、いいジョギング日和だと思い、走ることを決意した。
そんな午後1時。俺は走り始めた。走り始めて数メートル走ったところで俺は今の自分がどういう状態なのか悟った。「体が重い…。重すぎる。間違いない。太っている…」と。脚の回転が遅い。自分が思っているより前に進めていない。そんな状態だった。しかし、「こんなにいい天気なんだ。ちゃんと走ろう。そう、せめて10kmは走ろう!」と、自分の心を燃え上がらせ、覚悟を決めた。
ドスン、ドスン。そう音を立てながら一歩、また一歩と前進する。ゆっくりではあるが、確実に走行距離を積み重ねていった。そして、心が折れることなく見事10kmを走り切った。厳密にいうと走っているのか歩いているのか分からないくらいのスピードだけど…。
しかし、自分で決めた走行距離を走り切ったことに関しては満足していた。
それはそうと、10kmを走り切ったことで自分の足に異変がおきていた。プルプル震えていたのだ。そして筋肉痛も襲ってきていた。10km走っただけなのに、ここまでの疲労感。どうやらこの10kmのジョギングは、俺が思っていた以上にダメージを与えるものだったらしい。「このままじゃだめだな」と思わせるには十分な出来事だ。少しずつ走る回数を増やし、10kmくらいは軽く走って見せるくらいの状態に持っていきたいと思う。痩せたいし。
明日から3月。がんばっていこう。