The Life Records Of Zeronicle

一度きりの人生の記録

仮面ライダーBLACK SUNの感想を殴り書こうと思う

幼少期に見た特撮ヒーローというのは、その後の人格形成、人生に大きな影響を与える。
尊敬、畏怖、憧れ。深く考えることはなくとも、テレビを見て受けた強い印象は、今もなお記憶に深く刻まれていることだろう。
私の場合、その特撮ヒーローは仮面ライダーBLACK(RX含む)だった。
今思えばBLACKの話を理解していたとは言えない。当時幼児だった私は、「悪い怪人が人を苦しめているから変身して怪人をやっつける」くらいに思っていた。
しかし、物語の後半から出てきたシャドームーン。こいつとの戦いは衝撃的だった。「悪の仮面ライダー」。親友だった男が完全に改造されたキャラクターだ。
一度は仮面ライダーBLACKを倒す。その後BLACKは蘇り、シャドームーンとの決着をつける。そして創世王を倒して終わる。
シャドームーンから出てきてからの展開は、当時の私を釘付けにした。日曜の朝が何よりも楽しみだった。
そして翌日は仮面ライダーBLACKの話で持ちきりだったことを今でも覚えている。

そして時が流れ2022年。
仮面ライダーBLACK SUNとして、仮面ライダーBLACKが現代に甦る…!!

仮面ライダーBLACK SUNの制作発表を受けて

仮面ライダーBLACK SUNが制作されていることを知ったのはネットニュースからだった。その時は年甲斐にもなく興奮してしまった。
南光太郎役に西島秀俊、秋月信彦役に中村倫也。この年齢のギャップがどういうことなのか。どのような話になるのか
そして、今回信彦は,仮面ライダーSHADOW MOONに”変身”するという。
幼少期にやっていたBLACKでは、シャドームーンは自分の意志で人間に戻ることはなかった。この時点で当時の特撮版とは違うストーリー展開になるのだろうということは容易に想像できた。

そして時が経つごとに少しずつ明かされていくキャスト、BLACKSUNとSHADOWMOONのデザイン、バトルホッパー、ロードセクターのデザイン
発表されるごとに期待値がどんどん上がっていった。


そして2022年10月後半。
満を持して仮面ライダーBLACK SUNがPrime Videoで配信されるのであった。

仮面ライダーBLACK SUNの感想

結論から言うと、「思っていた以上に陰鬱としたドラマ」だった。
そして所々にチープさが漂う。スーツだったり、演出だったり、この令和の時代にこんなチープなことを!?
そして登場人物の設定があまりにもよくわからない。
一番よくわからないのが創世王だ。怪人を支配しているわけでもないことに逆にびっくりした。
何その設定。結構なキャストであるのにもかかわらず、作品としては三流以下なのではないかと個人的に思った。
何より思い出が汚されているような気さえする。

この作品に何か言うとすればこの一言に尽きる。

許゛さん゛!!