名古屋港のコンテナターミナルでシステム障害が発生したとの報道があった。原因は「ランサムウェア」に感染したためらしい。ランサムウェアはコンピュータ内に侵入して、ファイルを勝手に暗号化し、暗号化を解除してほしければ金をよこせ。といったコンピュータウィルスだ。もちろん、金を払ったからと言って暗号を解除してくれるとは限らない。非常に厄介なコンピュータウィルスである。こういったコンピュータウィルスは、メールに添付されていたファイルを開いたことによって感染することが多い。「差出人不明のメールやフリーメールのアカウントから来たメールは開かない」というのが鉄則。職場のPCでAmazonや銀行の取引などを行っていたとしたら、巧妙に偽装したアカウントのメールに騙されてしまった可能性もあるかもしれない。どういった経緯で感染したのか調査中らしいが、業務以外の目的でパソコンを使っていた可能性が高いなぁ…と思っている。そしたら、その人は何らかの処分が下されるだろう。偉い人だったら降格間違いなしではなかろうか。
さて、コンピュータを狙った犯罪は身近に存在している。あからさまに「おかしいだろ!」というような迷惑メールは減ったような気がするが、「情報を再登録してください」などと、もっともらしい理由が書かれている迷惑メールは増えている気がする。本当に情報の登録が必要なのであれば、WEBページにログインしたときのお知らせにも通知されているはずなので、安易にメールに書かれているURLをクリックするのではなく、本来のWEBページにログインしてお知らせをチェックしたほうが安全だと考えている。巧妙な手口に騙されないためには、これでもかというくらい慎重になるくらいでちょうどいい。AIをつかって、偽物のメールかどうか判定してくれればそれが一番手っ取り早くていいんだけど。
これから子供たちも大きくなれば、パソコンを使って調べものをするときがやってくるだろう。そのときに「やってはいけないこと」をしっかり教え込まずに使わせるのは危険だ。インターネットにつなげば善悪を問わずに色々な情報が手に入る。知らず知らずのうちに加害者になっているかもしれないし、犠牲者にもなりかねない。そのために、パソコンを使わせる前に「安全にインターネットを使うということは自分の身を守ることにも繋がるんだ」ということを教えていきたい。
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