この日は一日中雨が降っていた。パラパラと降る雨。鹿島アントラーズがホームで迎え撃つ相手は湘南ベルマーレ。今でこそ下位に沈んでいるが、所々で嫌なプレーをしてくる曲のあるチームという印象を持っている。鹿島アントラーズはここ最近、リーグのほうでは引き分けが続いているので、相手がどこであれ優勝争いに食い込むためには勝たねばならない。ましてやホーム。力も入る。
そして湘南も下位から浮上するためにも、勝利をしたいところだろう。
試合は鹿島にとって流れが悪いものとなっていた。両チームにアクシデントが発生するなど、前半はある意味緊張感が走る試合になっていた。流れを変えたのは一発のFK。苦しい展開ながらも、チャンスをものにした一発。決めたのは鹿島アントラーズ一のイケメンと名高い妻子持ち「樋口雄太」No.14である。
ファウルを誘発した関川。どこか集中しきれていなかった昔の関川はもういない。目の前の試合に集中し、やるべきことをやる戦士の関川。後ろを任せられる頼もしい選手になってくれた。おそらくそうなったのは、植田直通、昌子源の存在がかなり大きいだろう。3バックになったときの植田、昌子、関川の並びはまさに城塞。
「1点取ってくれ。そうすれば、あとは俺たちが守り切る」
そういう声が聞こえてきそうである。
そしてその通り試合は1-0で鹿島が勝った。内容はだいぶ悪かったけれど、その中でも勝ち切ることができたのはでかい。まだまだ優勝は狙える。
それにしても優磨がPKを2回も外すとは(1回目は蹴り直しになった)…。あれで湘南に流れを持っていかれなくて助かった。
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