【ゆるい感想】ルヴァンカップグループステージ第5節鹿島アントラーズ VS 柏レイソル

ルヴァンカップグループステージ第5節、我らが鹿島アントラーズはホームで柏レイソルと対戦した。
先日のリーグ戦で、柏レイソルは伊原監督新体制のもと首位神戸と引き分けた。現段階で大きな破壊力を誇る神戸と引き分けたことは柏レイソルにとっても自信になったことだろう。リーグとルヴァンでは大会のコンセプトが異なり、若手を積極的に采配しなくてはならないので、リーグと同じような戦いにはならないとはいえ、注意しなくてはならないポイントだ。
そんな鹿島は先日のリーグ戦のスタメンから全員を変更。しかし、改めて思う。「スタメン全員変えてもこのメンツかよ。」と。すべてが主力級といってもいいのではないだろうか。
しかし、そんな鹿島にアクシデントが発生する。試合前の記念撮影をしてからキックオフの間に知念慶がケガをしてしまった。見立てでは「肉離れ」のようだが、詳しい結果はわかっていない。当初ベンチスタートだった藤井智也をスタメンにねじ込み、スタンド観戦していた松村優太をベンチに入れた。
このアクシデントは鹿島にどのような影響を与えるのか。不安はあった。

しかし、個人的には松村が試合にかかわることができてうれしくも思った。こんな形は不本意とはいえ、松村も十分な準備を積み重ねていたのだろう。
後半から交代でピッチに立ち、躍動する姿からそういうことがうかがえる。

鹿島アントラーズは前半こそ攻めあぐねたものの、後半からチャンスを作れるようになってきた。もちろん柏は簡単な相手ではない。ピンチを迎えたが、そこは若き守護神である沖が見事にゴールを守ってくれた。

そして待望の先制点が生まれる。

キッカー荒木のコーナーキック。蹴られたボールを昌子とミンテが競り合い、ボールがこぼれる。そのこぼれた先にいたのはアルトゥール・カイキ。カイキの右足はボールをとらえ、鋭く強烈なボレーシュートを柏のゴールに叩き込んだ。
この点を最後まで守り切り、鹿島は勝利を手にした。

これでグループステージ２位。最終節となる新潟戦で勝てばグループステージ突破が決まる。
タイトルを獲るためにも、勝たねばならない戦いは続く。