11/11にJ1第32節。鹿島アントラーズはホームで柏レイソルを相手に試合が行われた。
率直に言うと、とても酷い出来だったのではないか。リーグ終盤とは思えない出来だった。特に前半はミスが多く、なかなか攻められない。早川がスーパーセーブをしてくれたからよかったものの、リーグ終盤でこの出来はどうなのだろう?無冠であることが確定したからモチベーションが上がらないのだろうか?
無冠であることが確定した今だからこそ、「あらゆる戦術を試してみる」、「今までにない選手の組み合わせをしてみる」など、来季を想定したプラスの材料を見出すというような戦い方をするというのならわかる。ただ、今節の鹿島からはそういった部分は見られない。ホームでこういう試合をしてしまうというのはとても残念なことである。
試合は後半の後半。柏レイソルのキープレイヤーである若きストライカー細谷真大に決められてしまう。そのまま時計が進み敗戦濃厚となったところで、犬飼のハンドがVARにより認められPKに。今季退団濃厚のディエゴ・ピトゥカがPKを成功させかろうじてドローになって試合は閉じた。
柏の守備再建に大きく貢献している犬飼が、以前所属していた鹿島アントラーズを相手に、「あと少しで試合終了」というところでハンドをしてしまって足元をすくわれるというのにドラマを感じたが…。
今の鹿島に必要なのは、フィールド上でタクトを振るう司令官タイプの選手なのではないか。そういう選手がピッチ上にいないのが一番の欠点で、今のサッカーが全然ハマらない理由なんじゃないかなと思っている。
今回のような鹿島を見るのは正直つらい。
勝てないのがつらいのではない。
良くなっているのか、悪くなっているのか。それがまったくわからないのがつらい。
今シーズン、泣いても笑っても残り2試合。
次の相手は川崎フロンターレ。鬼門と言われている等々力に殴り込みである。川崎は今シーズン調子を落としてるように見えるが、ここ数シーズン勝てていないチームである。この機会にぜひとも叩き潰してもらいたい。
この深い霧は、シーズンが終了するまでに晴らすことはできるのだろうか?
川崎を相手に光明を見出す戦いに期待したい。
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