この日も朝からじめじめしていた。これぞ日本の梅雨。不快極まりなく、何もしていないのにイライラしがちな気分になってしまう。それでもこの日は平日だし、仕事に行かなくてはならない。外に出てみると、分厚い雲が日差しを隠してくれていた。直射日光を浴びずに済むが、湿気だけはどうしようもなかった。最寄り駅まで歩いている間、とめどなく流れる汗。駅に着くまでに持っていたタオルは汗を吸って重くなっていた。
幸いにも持っていたタオルは水を吸収し、乾きやすいタオルだ。振り回せば吸った水分が気化され、冷たくなるという優れモノだ。しかし、歩いている間に火照った体を冷やすには力不足。焼け石に水であった。
電車が来て扉が開いた。電車に乗り込むと乗客はいつもより少ないようであった。そのおかげで冷房も効きやすくなっており、冷たい風が優しく火照った体を冷ましてくれた。人口密度が高ければ、冷房がついていたとしても、人から放たれている熱気で冷房の恩恵が感じられなくなる。混雑時の山手線はそういう傾向がある。冷房がかかっている音はするものの、涼しい風が全く感じられないのだ。
会社の最寄り駅に時間通りに到着し、会社に向かって歩く。家を出たときは分厚い雲が空を覆っていたのに、分厚い雲はいずこへ。太陽が顔を出し、容赦なく照り付けていた。会社までの距離はそれほど長くはないが、会社につくころには汗が全身から垂れており、喉もからからに乾いていた。
会社の自販機の前にたち、どの飲み物を買おうか自販機で売っている商品を眺めていると、ふと目に留まった商品があった。「CRAFT BOSS TEA NON SUGAR」。無糖の紅茶である。この日はジメジメと蒸し暑かったので、さっぱりした飲み物を飲みたいと思っていた私にぴったりの商品であった。この紅茶は苦みもなく、紅茶の香り、すっきりとした味わいが特徴だ。迷わず購入し、座席につくと、紅茶を流し込んだ。まるで乾いた地面に水を与えるように。「CRAFT BOSS TEA NON SUGAR」は一瞬で全身を駆け巡り、五臓六腑に染み渡った。そして、すっきりとした味わいは脳をも満足させた。爽快である。ジメジメしたところを歩いてきた甲斐があったというものだ。「生き返った…」思わず"ふぅ"とため息をついてしまう。まだまだ暑い日は続くだろう。むしろこれからが本番だ。暑さで参りそうなときは、「CRAFT BOSS TEA NON SUGAR」を五臓六腑に浸みこませリフレッシュして切り替えていきたい。
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