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【敵襲!敵襲!】戦慄!家の中が戦場になった話【ヤツを倒せ】

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はじめに

この話は事実を元に、少しだけ脚色したお話である。

序章

6/29の夜。この日は最寄り駅から2駅ほど離れたところで降りて、ジョギングしながら帰ってきた。距離にすると大体6km程度。本来であれば4kmを1か月ほど続けたあとに挑戦する予定であったのだが、「いけるんじゃね?」といささか楽観的な思い付きで挑戦してみた。日本の夏独特の蒸し暑さに苦しめられたが、なんとか完走することができた。ジョギングの道中、周りが田んぼでそのほかのものがほとんどないというところがあるのだが、そこを走っているときに空が光った。雷だ。「雷が鳴っているときにこんなところ居たら打たれるんじゃなかろうか…。」と心配してしまった。スマホには「もうすぐ雨が降ります」というような通知も来ていたが、雨が降り出す前に帰ることができた。むろん、雷にも打たれていない。


玄関の前に立ち、リュックから鍵を探す。その間も全身から汗が噴き出す。シャツなんかは絞れば汗が出てくるほどだ。鍵をみつけると玄関のカギを開け、家の中にはいる。家の中は真っ暗だった。奥様が子どもたちを寝かしつけるために寝室に行っているのだろう。大きな音を立てないように、静かに玄関を閉める。立っていると、汗がポタポタと落ちてくる。このままでは汗で床が濡れてしまうので、軽くタオルで体を拭いてから床を拭き、シャワーを浴びることにした。火照った体を覚ますために、ぬるま湯でシャワーを浴びる。疲れが吹き飛ぶようだった。頭と体を洗い、リフレッシュできた。髪を乾かし着替えた後で、用意されたご飯を食べる。ご飯を食べ終わって洗い物をして、子どもたちの幼稚園の準備をしていると、奥様がリビングにやってきた。どうやら寝かし付けが完了したようだ。

ヤツが出た

幼稚園の準備を終え、奥様と雑談をしていた。今日はこういうことがあった。雨が降る前に帰ることができてよかった。雷も鳴っていたなぁ。などなど。「そういえば、洗い物してた時に気付いたんだけど、塩か砂糖の蓋が空いてたよ。ほらあそこ…」と言ってその塩と砂糖のところを見たときだった。「黒光りするヤツ」の姿を確認してしまった。警戒レベルMAX!!即座に臨戦態勢。「ヤツを処せ!!」脳内に響き渡る声。どうやって処すかミリ秒で考える。ここはキッチン。だったら台所洗剤だ!と答えを導きだし、台所洗剤を手に取ったときだった。


「いや、ここはカビキラーだ」


奥様、いや司令官が冷静に私に伝えた。「これからカビキラーを取ってくる。ヤツを見ていろ。決して逃がすな。」


「わかった…いや、わかりました。」


司令官がカビキラーを取りに行っている間、私はヤツを見ていた。ヤツはジリジリと動く。私は台所洗剤を手に取ったままだった。もし司令官がカビキラーを取りに戻ってくる間に動き出したら、私がヤツを処さねばならないと思っていたからだ。ヤツは大きく動くことはなかった。その間に司令官が戻ってきた。「待たせたな。」「いえ、大丈夫です。ヤツはまだあそこにいます」「うむ」


司令官はヤツに向かってカビキラーを噴射した。

司令官 VS ヤツ

司令官がカビキラーを噴射すると、カビキラーはヤツの体にかかった。しかし、カビキラーの残量がそんなになかったのだろう。カビキラーの出が明らかに悪かった。ヤツの動きは鈍ったものの、物陰に隠れるくらいには動くことができていた。ヤツは移動と物陰に隠れる動作を繰り返すが、そのたびに司令官はヤツの進路を防ぎつつ、カビキラーによる攻撃をしかけていた。しかし、そのカビキラーの出がだんだんと悪くなっていた。


「ちぃっ!これではとどめがさせないかもしれない。新しい方を持ってくる。ヤツをみていてくれ。」「かしこまりました」


司令官がまたカビキラーを取りに行っている間、私はヤツを見ていた。ヤツの動きは見えない。体力の回復を待っているのだろうか?そこには緊張した空気が張り詰めていた。司令官とヤツの戦い。果たしてけりはつくのだろうか。いや、つけねばならない。平穏な暮らしを送るためには、ヤツを処すことが必要絶対条件なのだから。


「待たせた。ヤツは?」「はい!まだ動いておりません。まだそこに隠れていると思われます。」「わかった。」


司令官が新しいカビキラーを持ちながら、ヤツが隠れているであろう場所に向かう。進路をふさぐと奴が出てきた。ヤツの体はすでにカビキラーまみれだった。「うおおおおあぁぁぁぁっぁ」司令官は新しいカビキラーを容赦なくヤツに浴びせる。カビキラーがヤツの体を覆う。ヤツの体はカビキラーの泡まみれ。そして目に見えてヤツの動きが鈍っていた。そして、やがてヤツは動きを止め、その場に仰向けになった。司令官が勝ったのだ。


「よし、ヤツを処すことに成功した。あとは捨てるだけだ。ポリ袋二重にして捨てよう。」「かしこまりました」


ようやく私の出番である。ポリ袋2枚とティッシュを用意する。動かなくなったヤツをティッシュにくるみ、ポリ袋に入れる。そのポリ袋をさらにポリ袋に入れ、縛ってゴミ捨てに捨てた。司令官は奥様に戻っていた。



「ヤツが出たのが長男坊がいないときでよかった。」と奥様がつぶやく。「ん、長男坊、ヤツがこわいの?」と私が言う。「いや、幼稚園で言いふらされるから」


「な、なるほど」


fin


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