The Life Records Of Zeronicle

一度きりの人生の記録

夏の暑さとドタバタな月曜日の朝

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序章

暑い中沢山外で遊び、へとへとの状態で家に帰った。寝る前には両親が歯磨きをするようにと催促してくる。僕は歯磨きが嫌いだ。口の中に歯ブラシを入れるという行為自体が好きではないのだ。飴ならばどれだけよかっただろう。父が歯磨き粉を付けた歯ブラシを持ってやってきた。勘弁してくれ。しかし逆らっても無意味。大人しく受けてやろうと思うのだが、体が拒否反応を示し勝手に暴れ出してしまう。父はその暴れ出してしまう手足を制しながら歯磨きをしてくれた。すまない。この歯磨きの苦しみもそのうち慣れるのだろうか。兄は…母にやってもらっているが、歯磨き中に暴れるそぶりはない。
拷問にも似た歯磨きの時間。その時間も終わり、水を飲む。そして、僕たちは寝室に向かいみんなで眠るのだ。

ある朝の出来事

うだるような暑さの中目が覚めた。気分は最悪だ。昨日は一日楽しく遊べたのに、その楽しい気分が台無しだ。周りを見渡すと誰もいない。みんな起きたのか?それともどこかに行ってしまったのだろうか?不安に駆られ、寝室のドアを開ける。何かの音がする。どうやらリビングに誰かしらいるようだ。階段をゆっくり降りる。僕は昔、階段を踏み外し頭を打ったことがある。それ以来、階段を降りるときは慎重になる癖というか習慣がついた。あの時は痛かった。死ぬかと思った。リビングのドアを開くと、兄はテレビでDVDを見ていた。弟はプラレールで遊んでいた。父は仕事へ行く準備だろうか。母は朝食の準備をしてくれていた。それにしても何という暑さだろう。窓は空いているようだが全然涼しくない。弟があまりにも楽しそうに遊んでいたものだから一緒に遊ぼうと近づいた時だった。
「だめ!」
この弟は何て言ったんだ。なぜ「だめ」というのか。理解できない。暑さで不快なうえに弟から拒絶されたことで、頭の中がどす黒い何かで染まっていくような気がした。気付いたときには弟を叩いていた。
「痛い」
そういって泣きわめく弟。大きい声だ。ただでさえ暑くて不快なうえ、大きな声で泣くとは。父と母がこちらを向いている。あぁ、叩いたのは悪かったよ。悪いのはわかってるんだ。しかし、そうしないとやってられなかったんだ。父と母が怖いので少し距離を置くことにした。しばらくすると弟がまた楽しそうに遊ぼうとしていた。ちょっとまて、その電車は僕が使おうと思っていたんだ。
「駄目!」
気が付くとまたしても僕は弟を力いっぱい叩いていた。
「うわあああああああああああああああああん」
弟はより一層大きな声で泣いた。父がすかさずやってくる。
「どうしたの。ごめんなさいは?弟君痛いって言ってるよ?叩いたら痛いの知ってるよね?」
僕だって叩きたくて叩いたわけじゃない―。
「ほら、ごめんなさいは?言ったら許す。どんだけ痛いかわからないなら叩くよ?」
謝らなくちゃいけないのか?何が悪かったの?僕が悪いの?僕だって叩きたくて叩いたわけじゃないんだよ。そんなことがぐるぐる頭の中を回って、結局僕は「ごめんなさい」が言えなかった。父はふぅっと息を吐いてそっとソファに僕を降ろした。やらなきゃいけなかったこと・いわなきゃならなかったこと。それはわかっていた。でも言葉に出きなかった。行動にできなかった。どうすればいいかわからなくて、僕はリビングを飛び出し、洗面所にこもることにした。

しばらくして父が会社に行く時間になった。申し訳ない気持ちが出てきて靴を履こうとしている父の背中に抱き着いた。
父は頭をなでてくれた。
「君が優しいのは知っているから。ちゃんと謝りなよ。じゃ、いってくるね。」

そう言って父は家を出た。そしてその10分後―。父はお弁当を忘れて取りに戻ってきた。
その頃は兄が母に怒られて泣いていた。

そんな月曜の朝。今週はどんな一週間になるのだろう。

解説

6/17月曜日の朝のできごとを次男坊目線(妄想・推定含む)で書いてみた。
この日は本当に暑いうえに兄弟喧嘩が始まって、朝からドタバタ。奥様も大変だったと思う。こんなに朝からドタバタしたのは久しぶり。
その渦に巻き込まれて(?)弁当を忘れてしまうし、余計な体力を消耗。脱水症状になるかと思った。この日ほど自転車が欲しいなと思ったことは無い。
夏はこれから。本当に気を付けよう。途中で倒れたら、倒れる場所にもよるけど助からないような気がする…。