先日のことである。仕事を終えて帰っているときのこと。職場の最寄り駅に到着し、改札を通ろうとしたときに、すぐ横を一人の女性がさっと駆け抜けていった。「何をそんなに急いでいるのだ。」と思ってその女性の方を見たら、彼女のカバンには大量のお守りがぶら下がっていた。女性が横を駆け抜け、私の視界から消え去る間にそのお守りを数えたのだが、すべてを数えきることができなかった。私が数えた限りでは8つ。感覚的には12個くらいぶら下がっていたように感じた。
それにしても、これほどまでにお守りをぶら下げた人物を見たことがなかったので、「すごいものをみてしまった」という気持ちが出てきた。高校の時なんかは、鞄によくわからないアクセサリやキーホルダーをあほみたいにジャラジャラつけている人がいたが、お守りはさすがにいなかったな。
彼女のカバンにぶら下がっていたお守りは何だったんだろう？学業だろうか？交通安全だろうか？顔が見えなかったので年齢もわからない。数多の神に守られて、彼女は心安らかに過ごすことができていればいいのだが。
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