我が家ではだいたい夜の8:30くらいになると寝かし付けタイムが始まる。この日も例外ではなく、子どもたちの歯磨きを済ませて少量の水を飲ませた後、寝かし付けのため寝室に向かった。寝る前に長男坊が「お話してほしい」と言ってきたので、私が即興で考えた「昔話」を聞かせることにした。
以下がその話である。
タイトル:なまけもののおじいさん
むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんはとてもなまけものでした。
お腹がすくと、「おばあさん、ごはんを作っておくれ。」
家の中が散らかると、「おばあさん、掃除をしておくれ。」
お酒が無くなると、「おばあさん、お酒を買ってきておくれ。」
このように、おじいさんはおばあさんにいろいろなことをやってもらっていました。
ある日、おばあさんが病気になってしまい、布団の中で寝ることになりました。
おばあさんが寝込んでしまったため、おじいさんにご飯を作る人がいません。
掃除をする人もいません。
お酒を買ってきてくれる人もいません。
おじいさんは初めて自分で掃除をしました。
初めて自分でご飯を作りました。
初めて自分でお酒を買いに行きました。
「おばあさんは、毎日こんな大変なことをやっていたのか」
おじいさんは、初めておばあさんの苦労がわかりました。
おじいさんは、おばあさんに作ったご飯を食べさせました。
「おじいさん、ありがとう。おいしいです。」
おじいさんは、嬉しくて泣きました。
おじいさんのご飯を食べたおばあさんは、どんどん元気になりました。
昔のようにおばあさんはご飯を作り、掃除をし、お酒を買いに行けるようになりました。
ただ、昔と違うことがあります。
それは、おじいさんもご飯を作り、掃除をし、お酒を買いに行くようになったのです。
こうして、おじいさんとおばあさんは幸せに暮らしました。
おじいさんはとてもなまけものでした。
お腹がすくと、「おばあさん、ごはんを作っておくれ。」
家の中が散らかると、「おばあさん、掃除をしておくれ。」
お酒が無くなると、「おばあさん、お酒を買ってきておくれ。」
このように、おじいさんはおばあさんにいろいろなことをやってもらっていました。
ある日、おばあさんが病気になってしまい、布団の中で寝ることになりました。
おばあさんが寝込んでしまったため、おじいさんにご飯を作る人がいません。
掃除をする人もいません。
お酒を買ってきてくれる人もいません。
おじいさんは初めて自分で掃除をしました。
初めて自分でご飯を作りました。
初めて自分でお酒を買いに行きました。
「おばあさんは、毎日こんな大変なことをやっていたのか」
おじいさんは、初めておばあさんの苦労がわかりました。
おじいさんは、おばあさんに作ったご飯を食べさせました。
「おじいさん、ありがとう。おいしいです。」
おじいさんは、嬉しくて泣きました。
おじいさんのご飯を食べたおばあさんは、どんどん元気になりました。
昔のようにおばあさんはご飯を作り、掃除をし、お酒を買いに行けるようになりました。
ただ、昔と違うことがあります。
それは、おじいさんもご飯を作り、掃除をし、お酒を買いに行くようになったのです。
こうして、おじいさんとおばあさんは幸せに暮らしました。
おしまい。
作:ゼロニクル
長男の感想(?)
おはなしが終わった後、長男坊が笑いながら「おばあちゃんちのおじいちゃん(義父のこと)は、ごはんつくれない!掃除しない!ごはん、まずい!」とぶっちゃけはじめた汗突然のことだったので思わず笑ってしまった。お義父さん、ごめんなさい!
ちなみにフォローするわけじゃないけど、玄関回りとか掃き掃除とかしてますんで。掃除はしてるよ!笑
「おばあちゃんが毎日ごはんとか作ってるから、たまにはおじいちゃんが料理して!って言ってみれば?」と長男坊に言ったら…
「やだ」
と即答だった。
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