昨日の夜、家に帰ると奥様が子どもたちを寝かしつけている最中だった。声を出したり音を立てると子どもたちが覚醒してしまうかもしれないので、忍び足でリビングに向かう。もし覚醒してしまったら、奥様の努力が泡のように消えてしまう。それだけは避けねばならない。用意されていた夕飯を食べたあとにシャワーを浴び、食器や弁当箱などを洗う。子どもたちの声がしなくなったことを確認して、寝室横の部屋から幼稚園の服などを取り出し、幼稚園の準備をする。時計を見ると22時近くになっていた。まだ特段眠くはないし、奥様もリビングに来るかもしれないと思ったのでせっかくなので録画している「ハヤブサ消防団」を見ることにした。
事前知識はあまりない。原作が池井戸潤の「ハヤブサ消防団」でジャンルが「ミステリー」ということくらい。今まで自分が見てきた池井戸作品は「金融関係」だったり「会社の不正」などを扱う作品が多かった。「半沢直樹シリーズ」、「空飛ぶタイヤ」、「七つの会議」、「アキラとあきら」、「シャイロックの子供たち」…。池井戸潤の作品でミステリーは初めてなので楽しみだった。しかしながら、なかなかドラマを見る時間が取れずに今に至る。