9月のお供に買った小説「死刑にいたる病」と「インビジブル」。先に読んだのは「死刑にいたる病」の方だったが、今、夢中で読んでいるのは「インビジブル」である。
coheyglby.hateblo.jp
決して「死刑にいたる病」がつまらなかったから…というわけではない。この2冊の文庫本にはカバーがかかっており、外から見たらどっちがどっちかわからない。電車の中で「死刑にいたる病」を読んでいた私は、家でも読もうと一旦鞄の中から両方の文庫本を机の上に置いた。次の朝、急いでいたこともあって、パッと本を開いて中身を確認して1冊だけ鞄の中に入れたのだが、そのときに入れ違いが起きていた。そう。鞄の中には「インビジブル」が入っていたのだ。確認とはいったい。なにがどうなってそうなったのか、私にもわからない。事実としてあったのは「鞄の中に"インビジブル"」。そして私は帰りの電車の中で初めて鞄の中に入れた本が「インビジブル」ということに気付いたのだ。
まだ「死刑にいたる病」が全く読み終わっていないというのに、違う小説を読んでしまうという罪悪感。これは浮気なのか―。そんなことを思いながらも電車の中でインビジブルを読む。最初こそ堅苦しく時系列がバラバラで話が進んだり、最初から登場人物が多かったりしたので、「これ、メモしないで読み続けて大丈夫かな」とか「この人誰だっけ?なんて読むんだっけ?」などあたふたしながら読んでいたのだが、読み進めていくうちに続きが気になるくらいには熱中するようになった。まだ物語も序盤。帰りの電車で30分くらい読んでいるが、もう少し読む時間を増やす努力をしてみようかなとも思ったり。
こっちに夢中になっている間に、「死刑にいたる病」の話忘れそうだ。まぁ最初も最初だから、そんなに痛くないか―
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