特別お題「わたしがブログを書く理由」
もともと日記をつけるのが好きだった。「この日はこんなことがあった。こういう思いをした。」などなど。大学ノートに好き勝手に思いつくままに書きなぐっていた。しかしそんな日記も社会人になってから書かなくなった。いや、書かなくなったというよりは書けなくなったといった方が近いかもしれない。新卒で入社した会社で研修期間があけると、本格的に忙しくなった。家に帰ってやることはシャワーを浴びて寝るだけ。学生の頃や、社会人なり立ての頃は、PCを立ち上げ友達と雑談などしていたが、そんな心の余裕さえなくなっていた。仕事だけの日々。そんな生活が数年続いた。
仕事にも慣れ、余裕ができ始めたこともあって、少し考える時間ができた時にふと思った。「毎日同じような生活を送っているな―」と。それと同時に「本当に同じような生活を送っているのか」「何か見失っているものがあるんじゃないか」「―何か始めてみようかな」
何かを変えたくて考えた。考えた結果が「日記を再び書いていこう」だった。日記の媒体はノートからPCへ。はてなブログのサービスを知って、使いやすさとデザインが気軽に変えられるのが気に入って今に至る。
はてなブログにはいろいろな記録を残した。日常生活。サッカーの試合を見た感想、ジョギング記録、ダイエット記録…etc。
時間ができたときにまとめて書くこともあれば、思いつくまま衝動のままに書いたものもある。できれば毎日投稿したかったが、都合によってできなかったりすることもあった。
そして、昔書いた日記を見返したとき、「今となっては恥ずかしすぎる記事」が乱立されていたこともあり、そういった記事はほぼ消した。年数の割に記事数が少ないのはそういう理由があったりする―。
閑話休題。ただ一つだけ言える。やはり書くことは楽しい。自分の考えをすぐに言葉にするのは苦手なところだったりするが、それを言語化してアウトプットしてみるというのであれば、時間をかければできることだから―。頭の中のごちゃごちゃをブログに吐き出すことも私にとって一種のデトックスだ。ブログを書くために何か無茶をするといったことこそしないけれど、日々の生活で何か変わったことがあれば「これは記事にしてみよう」と思うことが増えた気がする。そういった意味でも少しだけ自分の考えや行動が変わった気がする。
少し前に「ブログはオワコン」みたいな記事が出てたような気がするが、私はそうは思わない。SNSで気軽に投稿できるため、ブログの存在意義が―とかいう内容だったと思うが、PCやスマホの前で時に気軽に、時にじっくり考えて熟成したものを吐き出すところはブログのいいところであると断言できる。収益化のことはよくわからないが、ようは使い方、目的の違いというだけというのが私の感想だ。
そういうわけで、これからも自分が日々の生活で何を感じて何を思ったかを懲りずに書いてきたいと思う。
