フカヒレ。それは中国料理の高級食材。ツバメの巣、アワビと合わせて"中国料理の三大珍味"とも呼ばれている。フカヒレはサメのヒレを乾燥させたもので、形を保ったものは姿煮にし、ほぐされたものはスープや点心に加えて食べる。ヒレはサメの体の1%に満たず、希少部位であることから高級食材として扱われている。
ちなみにサメの種類は400種類とされているが、フカヒレとして食されるサメは限られている。最高級とされ、絶滅危惧種に指定されいてるジンベイザメから、日本ではポピュラーなヨシキリザメやモウカザメ、アオザメのヒレが食されている。
フカヒレの"フカ"ってなんだ！？
フカヒレがサメのヒレであることは分かった。では、「フカ」ってなんだろう！？調べてみると、昔はサメのことを「ふか（鱶）」と読んでいたらしい。「ふか」は「海の深いところに棲む」という意味に由来し、「深見魚（ふかみうお）」を略したものだという説があるそうだ。
「鱶」は本来、魚の干物を意味する漢字で、「鱶」の字は、サメが卵胎生*1で「子を養う魚」に由来するという説がある。
以上、ためになるかもしれないし、ならないかもしれない知識でした。
ランキングに参加しています。
よろしければクリックをお願いします。
*1:らんたいせい：メス親が卵を胎内で孵化させて子を産む繁殖形態
