はじめに
電車内での暇つぶしを兼ねて、電子書籍の読み放題サービス(Kindle Unlimited)を利用している。読み放題の対象となる本の種類は多岐にわたり、雑誌・技術書・コミックをはじめ、小説やエッセイなども多く取り揃えられている。メールで読み放題となった書籍についての通知が来たので、その内容を見ていると、その中に「消えたママ友」というのがあった。ジャンルがコミックエッセイだったので、肩の力を抜いて読むことができるだろうと思い、読んでみることにした。ここでは、その本の紹介と軽く感想をかいてみる。
本の紹介
タイトル: 消えたママ友著者: 野原広子
ジャンル: コミックエッセイ
あらすじ
優しい旦那さんとお姑さん、かわいいツバサ君に囲まれてキラキラ幸せそうだった有紀ちゃん。そんな有紀ちゃんがある日突然姿を消した。保育園のママたちの間ではその話題で持ち切り。噂では有紀ちゃんは男を作って逃げたということらしい。
有紀ちゃんとは仲良しだったはずなのに、何も知らなかった春香、ヨリコ、友子。
しかし、みんなそれぞれに思い当たることがあった・・・。
平凡な日常を襲った時間を巡って、ママたちがじわじわと自分たちの闇に気づいていく。これは、あなたの日常にも起こるかもしれない物語。
読み終えた感想
読み終えたときの後味ははっきり言ってあまりよくなかった。仲がいいとはいえ、他人は他人。すべてを知ることはできない。誰にも話すことができないこともあるだろう。表面上は元気に、キラキラしているように見えても、その裏では何かしらの悩みを抱えている人もいるものだ。このコミックエッセイはそういうことを伝えてくれる本であった。仲が良くても、ちょっとしたきっかけで関係がぎくしゃくすることもある。悪意はないが、余計なことを言って関係をこじらせてしまうこともあるということを肝に銘じようと思う。子どもの性格が歪むきっかけのようなものが、この本で描かれている。その場面の前後を読んで、「そりゃ歪むよな」と思わず納得してしまった。このことから、子どもがまっすぐ育つためには「親からの愛情」が必要不可欠であることを強く感じた。
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